もはや「追討」専門サイトと化す。

http://www.tobunken.com/index.html
本年に入ってから怒涛の勢いで「追討」だけが更新され、ヲチャの心胆を寒からしめているのだが(おまけにカテゴリは「イベント」というのが、敬意の念のないこと夥しい)、その中でも屈指の酷さがこれ。
http://www.tobunken.com/news/news20110110173425.html

チェコの作家ヘダ・コヴァーリ12月5日、死去。91歳。
かつてユダヤ人としてナチの迫害にあい、その後母国チェコで有名な粛清裁判であるスランスキー裁判により夫を処刑された。このスランスキー裁判を題材にした映画がコスタ・ガブラスの『告白』(70)で、少年時代からこのポスターがやたら怖かったものである。この目隠しメガネ、いったい本来は何に使うものなのか? やたらメカニックなその作りがそのまま、共産主義の機能主義的非人道体勢のアナロジーになっていた。

ポスターをよく見ると、首に縄がかかっているので死刑時に使うもの。
詳細な理由は自分で考えるように。ここで書くのは本意ではない。
http://www.geocities.jp/vivacinema/gavras/laveu.htm
映画の概要はここを参照のこと。非常に重い映画。
それにしても、「Totalitarianism」(全体主義)に対してこういう下手なツッコミを入れるという度胸が凄い。恥ずかしくてこんな文章書けない、何この羞恥プレーというくらい。もしくはお得意の「シニシズム」なんでしょ、と邪推したくなるけど。この御仁は本当にそういう主義思想を表明することを嫌っているわけだが、そういう事ばかり繰り返してきたからそろそろそれが自分の首を締める方向に働きつつあるのに気づかないのだろうか。「歌劇」2010/1月号P.83、正塚晴彦氏の年頭挨拶を読めば、自分の立場が見えてくるのかもしれない。

今年のスケジュールは今のところ、まだ決まっておりませんが*1、どこかで仕事に巡りあえるようでしたら、また少しでも楽しんで頂けるものを作りたいと思います。*2

*1:中日劇場公演「愛するには短過ぎる」までは演出予定は入っている。

*2:「歌劇」2010/1月号の年頭挨拶では、大野拓史氏が飛ばしていると評判だったが、それと正反対のベクトルで飛ばしていたのが、石田昌也氏と正塚晴彦氏の両名。