http://www.tobunken.com/news/news20110104142504.html
年明けから頻繁に「追討」だけが更新されており、まさかこれが検証班の中の人に悲鳴を挙げさせるプロジェクトなんじゃないかと邪推もしたくなる。「それも一つの芸」なのかもしれないが、それってヲチャに対する芸としてしか機能していない。故人のファンで(今までの数々の)「追討」をまともに評価している人間は皆無に等しいのだが、まさか本年は追悼本の刊行かいな。
何とも謎の多い西崎義展氏死去の報が11月8日に。自家用クルーザー『YAMATO』(『宇宙戦艦ヤマト』の最初の海外公開時のタイトルは『Space Cruiser Yamato』)からの転落死とは、不謹慎ではあるが波乱万丈であった人生にふさわしい幕切れであろう。その死に謎めいたところが多いのもまた。
後年は、覚せい剤取締法・大麻取締法・麻薬及び向精神薬取締法違反、そればかりか保釈中にフィリピンに渡航し、グレネードランチャーを密輸して、銃砲刀剣類所持等取締法・覚せい剤取締法・火薬類取締法・関税法違反で5年6ヶ月も収監されていたとか、東北新社・松本零士を巻き込んだ著作権争い(それも破産管財人を通じて)とか、Wikipediaに記載されている内容を見て絶句せざるをえないが、プロデューサーというよりは、「山師」的な色彩が強かったのだと思う。*1でなければ、会社2社潰して負債100億超はいくはずがない。もっとも、会社倒産後の法廷闘争などが、薬物に手を出してしまう契機となった可能性もあるので、そのあたりを判断することは難しい。グレネードランチャーの密輸はさすがに常軌を逸していて、同情はできないけど。
それを「波乱万丈であった人生にふさわしい幕切れ」はなかろう。札幌での面会の話は、既に時空を超越したような書き方になっていることを措いても。