テンテー、あなたは「地上げ屋」だったんでつかw

「トンデモない一行知識の世界」さんより。
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-563.html
(引用先『奇人怪人偏愛記』P.44〜P.45)

さすがにそのあたりになってくると、自分の意識が変調を来していることが自分でもわかるようになった。都落ちして落魄となっている自分の自意識を、どこか別の部分で補填しようとする気持ちがわれ知らず働いて、ガラにもない肉体鍛錬に自分を走らせたのだろうか。気味が悪くなり、あわてて再度上京し、以前からつきあいのあった出版社に行って、なにか仕事をくれるように頼んだ。一九八八年頃のことである。幸い、出版社はまだバブル末期の景気のよさを残しており、すぐに週刊誌連載の仕事がとれて、再び元の惰弱なモノカキ生活に戻れたのは幸運であった。

バブル崩壊の時期を一概に定義することは難しい。統計上は1989年の日経株価ピーク時以後とされるが、実際の景況感悪化は相場下落ならびに総量規制などがかかった1992〜1993年頃となる。ただし、不動産の方については、プラザ合意以後の1985〜1988年とされる。これはその現場を間近に見ていた、横田濱夫氏や、宮崎学氏が著書で書いていたので、実際はそのあたりで相違ないと思う。ただし、この段階では一般的にまだバブルの恩恵は受けてないはずなので、なぜに1988年を「バブル末期」と言ったのか、極めて謎である。
惰弱なモノカキだと自認してもなー。