両親ともスポーツが好きな家庭ではないのは、趣味が「ゴルフ」というので明らかだ。あれを一般的な「スポーツ」と呼ぶべきであろうか、未だに疑問である。バブル崩壊以後、ゴルフなどやっていないはずなので、10年以上ご無沙汰のはずだ。
小学校の時、同級生には「スポーツ一家」がおり、何度か代々木公園に出かけたこともあるのだが、自分の父は決して一緒に出かけようとはしなかった。
野球は見ていたが、するほうではない。もし「野球少年」だったら、父の年代で「アンチ巨人、アンチ長嶋」ということは決してありえない。いったいどうやったら、横浜ファンになれるのだろうか(それも1960〜70年代で)、かなり謎である。
サッカーボールだとか、野球グラブだとか、剣道防具など、買い与えてはくれたが、道具を買い与えればそれっきりで、週末に練習に出かけるとか、そういうことは決してしなかったし、つきあっても子供にまかせっきりで、自分が指導することはなかった。そもそも、自分の息子がスポーツをすることに、非常に無頓着で、結果が出ないことを貶すことはあったが、二人三脚で指導していこうという気が端からなかったのは、今からすれば明白である。
母親もスポーツには全くの関心がなかった。ゴルフだって、父親が商売上付き合いでするからしただけの話で、運動自体には全く関心なかったのだろう。
まあ、そんな環境下では、子供が運動に関心持たず、PC(ゲーム)べったりになっても非難はできないはずなのだが。事実、兄弟揃って、立派なヲタに成長しましたとも。*1