処方箋は「文理選択廃止」と「高校受験の5教科化」。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101006/216531/
氏の見解に間違っている点があるとすれば、「学校歴」なんて企業の現場はもはや誰も信じていないということ。信じているとすれば、履歴書で篩に掛ける人事部くらい。自分だって信じちゃいないし*1、そもそも学校の名前だけで採ってもらえるならこれほど楽な話はない。
ただし、こうなった流れがあるとすれば、受験科目の減少にあると言うことはできる。自分は私立では数少ない5教科受験を経て*2、高校でも文理選択の余地なくすべての教科を取らされたから言える。受験教科を絞っても碌なことはないし、ましてや中高のうちから文理どちらかの片肺飛行なんていびつもいいところだ。そこに根底がある。

「私は数学とは中学2年で決別した。入試も後期日程で入った(後期日程というのは、小論文のような出題科目で選抜考査を行う入試です)。大学には入りたかったから仕方なく数学も我慢してやったけれど(以下略)」

中学2年で決別できるのか。 ( ゚д゚)ポカーン
いったいどういう学校なんだろう。自分のように、経理屋でありながら理系方面にも興味を持って、毒劇物取締法などの資格を独学で取得し*3、「中国鉄路」という現地の鉄道技術雑誌を喜んで読む*4人間からすると、違った意味で人外としか思えなくて困る。
いや、わしが「人外」なのかもしれんがw

*1:そもそも自分はいい意味でも悪い意味でも「経験主義者」。

*2:当時でさえ都内で数校。母校は既に3教科に鞍替し、残るは開成、ラサール、国立大学附属くらい。

*3:いや「私有貨車」研究の延長戦やろという話も。

*4:妻に「中国鉄道貨車塗装技術発展」の記事を見せて中国語を教えてくれと言ったら呆れられた。