「貿易保険」仕分け→「戦争でも保険は支払いません」w

http://mainichi.jp/select/today/news/20100624k0000m010037000c.html
貿易保険」というのは、要は「非常危険」「信用危険」に対する保険なわけで。政権が転覆したり、一方的なキャンセル食ったりとか、一般の海上保険でカバーできない部分への保険なのだが。えー、これって財務省経済産業省への侵略でつかそうでつか?というのは半分冗談ではあるのだが、これを仕分けしたらかなりの額の埋蔵金が埋まっているような気もする。要は考え方次第。
(財務諸表)
http://nexi.go.jp/outline/ol/index_zaimusyohyo_frame.html
B/Sを見ただけでは累積損失が残っているでしょうと思われるが、そもそも総資産の40%を食いつぶしている貸倒引当金をふっ飛ばしたら(省令を変えればおK)、おおっと一気に自己資本が2,000億円も水増しされるという罠。業務C/Fで154億円の黒なので、解体消滅させるつもりならそのくらいのものは容易にひねり出せる。
追記
自分はこの「貿易保険」の仕分けに決して賛成するものではないが、省令で定めている貸倒引当金の基準が異常に高すぎる。これで所得額の圧縮を図っているのなら本末転倒。あと、過去に積み上げてきた保険料の超過利潤がどこかに消えているような気がしてならぬ。独法化のときになにかやらかしたのではなかろうか、そこが最大の懸念点。まさか飲み食いして消したんじゃないだろうなw