延々と哈大間を軟臥で移動。

大連で早速、空いた軟臥に若い女性が乗ってきたが、さすがに同室が自分のような人間ではドン引きしたようで、早速車掌に「別の部屋に変えてくれ」と言ったようだがあえなく却下されたようだ、その代わり、この列車は大連持ちということもあってか、乗務員とは親しく話をしていたようだが。
それにしても、空気が乾燥して喉のあたりが少々微妙な感覚だ。斉斉哈爾以南は、東北部とはいえ華中地域と同様、延々と田園地帯が続く。さすがにこれが錦承線のような荒野か、今回乗った富西線のような北限の地、伊加線のような僻地ならばまだ見ごたえもあるが、さすがに今回は飽きる。


することもないので煙草を吸うが、疲れのせいもあってか、またまずく感じられること。そもそも手持の金もろくに残っていない。残金は100元を切る有様。寝ようと思っても、明るいうちからなかなか寝付けるものではない。それでもすることがないので、哈爾濱〜瀋陽間の大半は寝ていた。長春付近で目覚め、併走するLRTを眺める。
気が付いたら鉄嶺を過ぎていた。あと一時間ほどで瀋陽のはずだが、20分ほど遅れているらしい。瀋陽北、瀋陽で小休止。これから大連目指してまたひた走る。機関車交換はなし。
鞍山付近で製鉄所専用線と平行。斯高達(シュコダ)製の三連接電機を車窓から眺めるが、夕闇迫り撮影どころではない。大石橋を過ぎたら日没。あとはただただ大連目指してひた走るのみ。瓦房店、金州と停車し、終点大連にはほぼ定時到着。


站近くの如家快捷に宿を取り、シャワーを浴びてから大連市電201路に乗車。24時前まで運行している運行頻度の高さ。興工街まで乗車し、軽くバルブ撮影してから站まで戻り、ベッドで体を休める。
さすがに26時間乗車は体に悪い。