「アーッ!」と三連勝。

存在感が、登板ごとに高まっている。日本ハムの多田野が、持ち味の緩急を生かした投球術で巨人打線を7回1失点に抑えた。5月のデビュー以来3連勝。毎回のように得点圏に走者を背負ってもリズムは崩れなかった。1回一死二塁では、小笠原、ラミレスをフォークで打ち取った。5回1死一、三塁でも、タイミングが合っていないと見た坂本を直球で押し、凡飛に。「走者が進んでから、コーナーを攻めることができた」。味方の拙守で2度ピンチを迎えても冷静に後続を断った。「長打のある打者が多いので、不用意な四球を出さないように心掛けた」という。6度の先発で与四球はまだ2つだけ。無駄な走者を出さないことが少ない失点の背景にある。「コントロールがいいだけに計算できるね」と梨田監督。新人右腕の評価がまた上がった。(時事6/13)

さすが「打たないと掘られる」危機感のあるチームは違いますなぁw