「大学の債務問題は解決」→ 整理集約とか。

遼寧省教育庁はこのほど、大学の債務問題は一応の解決が得られたと発表した。全国規模で社会問題となっている大学の過剰債務について、地方政府が解決宣言をしたのは同省が初めて。29日付人民日報が伝えた。同省では1999 年以降、国の大学定員拡大政策に合わせる形で各大学がキャンパスの新設や拡張を加速。短期間に40 大学で総額180 億元(約2,664 億円)もの投資が行われ、うち93 億元が銀行融資で賄われた。この結果、省内の大学による債務は毎年の利払いだけで2億元に達し、大学経営に大きな負担となっていた。事態を重く見た同省は、国家開発銀行と提携して各大学の短期債務を長期債務に転換すると同時に、金利の軽減措置を実施。大学でも資産売却や企業などからの投資誘致を進め、約1年にわたる取り組みで債務返済のめどが立ったとしている。大学の急進的な拡張路線と放漫経営、それに乗じた金融機関の過剰融資を背景に、中国では近年、多くの大学が財務危機に陥っていると指摘される。一説には、全国の大学の負債総額は4,500億〜5,000億元規模に達しているとも見られている。(1/30NNA)

「短期債務を長期債務に転換」ここポイント。
単に、借り換え期間を先送りしただけに過ぎないのですが。それって「解決」じゃねぇだろ。長期債務のほうが、基本的に金利は高くなるので、不良債権を増やしたくない銀行側と思惑が合致したのかも。
ちなみに、小生が見た中で最悪の例が、河南省鄭州市南部郊外にある、謎のキャンパス。無用に校舎ばかり並んでいて、
学生いるのか?( ゚д゚ ) という状況。