中国ニュースサイト・大洋網が１８日伝えた。論争のきっかけとなったのは、鄭州大学（河南省）などの心理学者が健康関連雑誌に発表した「韓国ドラマを見すぎると、男は女々しくなり、子供は頭が悪くなる」という趣旨の文章。学者らがその根拠として挙げたのは、韓国ドラマのこまごまとして、ずるずると続くストーリー展開。これに付き合ってばかりいると、「ものを考える習慣がなくなったり、ドラマと現実の区別がつかなくなる」そうだ。中国でも韓国ドラマは大人気。こんな文章が発表され、ファンらはネット掲示板で「韓国ドラマへの偏見だ」と一斉に反撃に出た。その中には「それじゃ韓国人はみんな頭が悪いのか」「子供の芝居のような国産ドラマは脳に影響がないのか」といった激しい意見もあった。この騒ぎを受け、新聞記者が文章を書いた心理学者にインタビューした。心理学者は従来の主張を繰り返したものの、韓国ドラマをあまり見たことがなく、「チャングムの誓い」くらいしか印象にないと白状した。（1/30香港時事）
