タイ選手の安易な試合規制へ

日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内剛事務局長は24日、公正さを欠く試合が散見される日本選手とタイ選手との試合設定に規制を設ける意向を明らかにした。8月中に開かれる日本プロボクシング協会(原田政彦会長)プロモーター委員会に提起する。安河内事務局長は「(タイ選手が)わざと倒れるケースや体重超過、無気力試合が目立ち、あまりにもひどい。これ以上、野放しにできない」と指摘。その上で、(1) 試合ごとに事前審査を行い真剣勝負にふさわしくないとされたタイ選手は出場禁止とする(2) 公正さを欠く試合が行われた場合はプロモーターのライセンスを停止する、などの対策をとる考えを示した。近年、日本選手は楽に勝てる相手としてタイ選手を選んで戦績を積んだり、単なる調整試合とするケースが横行している。JBCによると、日本選手と対戦したタイ選手の戦績は2005年が12勝179敗1分け、06年が9勝266敗5分け、今年も今月18日までで10勝105敗4分けとなっている。(7/25時事)

第二、第三の「亀田」続発を防ぐためw