本土妊婦が選んだ新手法とは。

どうしたら香港で安上がりに出産し、「わが子に香港永住権を」の夢を実現できないかと考えた中国本土の妊婦が選んだ出産場所は刑務所だった。今年2月に導入された本土妊婦の香港での出産規制に意外な抜け道があることがこのほど明るみになった。20日付の香港経済日報(A35面)が報じた。新規制では、妊娠7カ月以上の本土妊婦の香港入りには、事前に検査を受けた上で出産予約と公立病院の場合で約60万円の出産費用前払いが義務付けられている。本土主要都市住民の平均年収を大幅に上回るコストがかかるようになったことから、一時は香港の病院の産科病棟を満杯にした本土妊婦の香港での出産熱は後退し始めた。ただ同紙によると、規制をくぐり抜けて香港に入境したある本土妊婦は、認められた滞在期限を過ぎるまで故意に香港内にとどまり、不法滞在者の身分を「獲得」した後、出産間近になって香港警察に自首。19日早朝、服役していた刑務所で女の子を産んだ。彼女はこれで多額の出産費用を浮かせた上、娘も香港永住権を獲得できることになった。同紙によると、ある弁護士は、香港の裁判所での不法滞在者に下す判決は懲役数週間から2カ月程度と軽いため、不法滞在で逮捕され、刑務所に入ることが本土妊婦の安上がりな香港出産の方法として乱用される恐れがあると警告している。(3/21香港時事)

臨月になって香港に潜入ですか。今度は入国審査で弾くだろうが。