集団になると「華畜」の本領発揮。

2008年北京五輪に向けて強化中のサッカー中国五輪チームがロンドンで起こした乱闘騒ぎが、不評を買っている。騒ぎがあったのは7日、イングランド2部のクイーンズパークとの練習試合。後半30分過ぎ、ボールと無関係の地点で中国の選手が相手選手をけったのをきっかけに、両チーム30人が入り乱れてもみ合った。中国のDF鄭涛はあごを骨折して失神し、試合はその場で打ち切り。英紙タイムズは「観衆150人の前で、ブルース・リーのようなキックやパンチが繰り広げられた」と報じた。中国五輪チームは、同国協会と協力関係を結んだチェルシーの招きで1日から同クラブの施設で合宿中だったが、5日のチェルシー2軍との練習試合でも、ラフプレーで相手選手を負傷退場の目に合わせている。中国は選手7人を「強制送還」し、来週組んでいた練習試合は中止。2週間の予定だった合宿も短縮されそうで、中国市場を狙うチェルシーにとってもとんだ展開に。イングランド協会も調査に乗り出し、厳しい処分が下される可能性がある。
北京市は五輪を控え、対外イメージ改善のため、ごみのポイ捨てやたん吐き追放など市民のマナー向上運動を始めたばかり。中国のドゥイコビッチ監督に「君たちはボクサーじゃない」と叱責された選手たちも、ピッチ上のマナーを学ぶ必要がありそうだ。(2/12ロンドン時事)

相変わらず団体競技になると「ルール無用」になりますなぁ。