偽ワクチンで予防できず

農業部は9日、上場企業の金宇集団が全額出資する薬品メーカー、内蒙古生物薬品廠が未認可の鳥インフルエンザワクチンを生産・販売していたとして、同社の獣医薬生産免許を取り消すと発表した。同部によれば、黒山県の一部農家も同社製品を使用していたことが判明しており、「防疫効果が得られなかった」と指摘した。ワクチン需要に便乗した偽薬品の横行が、予防作業の障害となっている実態が明らかになった格好だ。(11/14NNA)

12日付上海紙・東方早報(1面)によると、中国第2のワクチンメーカー金宇集団(内蒙古呼和浩特市)は11日、傘下の内蒙古生物薬品廠に対し、中国農業省が獣医薬品の生産ライセンスを停止したことを明らかにした。効果がはっきりしない試験段階のワクチンを出荷したのが理由。出荷先には、鳥インフルエンザが発生している遼寧省黒山地区が含まれるという。同紙は、このワクチンがどのような名称で販売されたかについては触れていない。金宇集団は「偽ワクチンの販売は担当者の個人的な行為」とし、会社ぐるみの違法行為との見方を否定している。内蒙古生物薬品廠は同集団の中核企業で、売り上げ比率はグループ全体の5割を超える。同集団の鳥用ワクチンの生産能力は年間100億羽分といわれている。(11/14時事)

薬品メーカーが偽ワクチンを作ってちゃまずいだろうが。というわけで鳥インフルエンザ安徽省まで進出しているんですが。