江鈴SUV「陸風」は危険?欧州で疑問

江西省の小型車メーカー、江鈴汽車傘下の江鈴陸風が今年5月から欧州への輸出を開始したSUV陸風」について、欧州で安全性を疑問視する声が上がっている。20日付新快報などが伝えた。ドイツの自動車クラブADACは先ごろ、陸風に対する安全性テストを実施。結果は過去20年のテストでも最悪の成績だったという。正面衝突の実験では時速64km/hしか出ていない状態で運転席が完全につぶれ、生存のチャンスはゼロ。時速50km/hでの側面衝突でも、頭部に重傷を負うことが判明したとして「安全面で大きな問題がある」としている。ほかABSやEPS(電動パワステ)といった電子制御システムの未搭載や、ハンドルの操作性の悪さ、走行中の揺れの激しさ、燃費の悪さ、仕上げの悪さなども指摘されている。一方で江鈴陸風は「テストの詳細が分からないので何とも言えない」としながらも、ADACの見解には「中国、欧州でともに安全基準をクリアしている」などとして反発。「安全性になんら問題はない」としている。江鈴陸風は欧州への輸出をさらに本格化させる計画を進めており、今後はドイツ、フランスなどでも積極的な販売を進めていく予定としている。(NNA)

粗悪品ではあるけれども価格を武器に売込みにかかるだろう。問題はそれから。日本で現代車が売れなかったのはなんと言ってもアフターサービスの無さ。そればかりはどうもならんわなぁ。人が死んではじめてわかるか。