北京〜上海高速鉄道進まず

14日付の中国紙・北京晨報(26面)によると、北京〜上海間を結ぶ高速鉄道プロジェクトについて、受注することが決まったと報じられたことがある仏重電大手アルストム社の副総裁はこのほど、「中国はまだ、入札募集を告知していない」と語り、「同プロジェクトは中国鉄道省の日程に上がっていないものと理解する」との認識を示した。同プロジェクトは中国政府が計画し、フランス、ドイツ、日本3国のメーカーが受注を競い合っている。同プロジェクトは構想から10年以上が経つが、リニア方式とレール方式のどちらを採用するかも正式には決まっていない。一方、鉄道省は今年、全長115km、時速200km/hで北京−天津間を結ぶ都市間高速鉄道の建設を発表。また、6月には中国とドイツの企業が時速200km/h以上の鉄道技術の開発協力に合意するなど、同プロジェクトの準備とも取れる動きを見せている。(時事)

前々から「300のぞみを捨てろ」と本blogでは提言しているが*1、具体的な規格も決まっていないものを受注してどうしようというのか。そもそも台湾新幹線でさえ竣工が1年延期という状況であり、下手に食い込まないほうが安全策という気がする。

*1:中国では中古機械の輸入は厳しく規制されているだが