青海の貧困県の苦肉の策

中国ニュースサイト、大洋網が18日報じたところによると、広州市には中国各地の2000以上もの自治体の代表事務所がある。その中には2年前の開設以来、ラーメン店とともに市内各地を流転したものもある。青海省化隆回族自治県政府は2003年初に広州市政府から、広州事務所を開設して欲しいとの依頼を受けた。県の名物である化隆ラーメンの店が広州市で急増し、無認可経営も多いため、同県政府が監督・指導すべきとの考えからだった。しかし、化隆県は全国有数の貧困県で、県の財政には広州で事務所を開設、維持する余裕はない。そこで、同県からの駐在員7名のうち、主任を除く6名で化隆ラーメン店を経営して維持費を稼いでいる。店に併設した事務所でほかのラーメン店を監督し、店が移転すれば事務所も移転するという奇妙な状態になっている。同県は広州市のほかにも、広東省の各主要都市に広州事務所と同様なスタイルで事務所を開設、県の経営するラーメン店チェーンが形成されている。(時事)

「県直営のラーメン店」テラワロス。しかしそんなに名物だったのか「化隆拉麺」。「蘭州拉麺」なら聞いたことはあるのだが。