「女性による女性の品評」を超えて

このエントリがどうも引っかかっていた。

(いつまで「女の子」でいるつもり?〜アラサー女の子モンスター爆誕を考える)
http://shousha-ol.hatenadiary.jp/entry/2016/03/30/234513

「心か神経かのどっちかがめちゃくちゃ」というのもひでえ言い分なのだが (読みなおすとなにげに論理が破綻している)、女性が女性を品評すると度を越してエグくなるのは世の常である。女性の中にも「バリキャリ」と「一般職」タイプが並存していて、互いの溝は埋まらないのは身に沁みて感じている。

個人的な考えなんだが、そもそも仕事には向き不向きがあって、皆バリキャリのように働くというのではなく、それぞれの持ち場を活かしながらうまくやりくりする発想がなぜ持てないのだろうかと不思議でならない。結局、こういう姿勢って同調圧力を悪化させるばかりか、他人には他人なりの事情があるということがさっきの話には欠けているし、その根本には「庶務雑務なんて誰でもできるだろう」という発想があるんだなと感じた。

そういう女性を「向上心がねえ」と切っていったら、今まで彼女達がやってきた仕事まで自分達に降ってくることには至っていないようで、そういう「つまらない」仕事に対する敬意がないことが一事が万事共通しているように思える。