優秀だったはずの会社の先輩が上司の座る椅子に画びょうを置いた。貴様何を考えているんだと問い詰めたら、顔色一つ替えずに「ギャグです」って答えたという話。それを聞いてはじめて、社畜って壊れものなんだとぞっとした。もうずいぶん昔の話だけど。
自分もかつて「コワレモノ」になりかけたことが何度かあるのだが「鬱」状態よりもおっかねえのは「躁」状態のときで、頭のタガが外れて思いついたことを口からついて出てしまい、周囲もドン引きして誰も止められないという話。あの環境から「パピヨン」よろしく逐電できたのも狂気の実行力があったがゆえだが、それ以前にたぶんこのまま残っていたら「コワレモノ」度数が激化したことを予期していたんだろうな。