「日本歌劇団」のその後。

OSK日本歌劇団」について、どのような形で劇団が消滅したかを官報公告から追いかけて見たい。2003年に近鉄が関係会社の整理方針を下したことにより、日本歌劇団が解散処理に追い込まれ、その親会社の近鉄興業自体も2005年に解散している。

2003.08.26 日本歌劇団解散公告*1
2005.01.05 近鉄興業解散公告*2
2007.10.01 NewOSK日本歌劇団再生手続開始
2007.12.25 同再生手続廃止*3
2008.01.24 同破産宣告
2008.08.04 同破産廃
2013.03.19 減資公告

その後「株式会社 OSK存続の会」→「NewOSK日本歌劇団」となったが2007年に民事再生法申請も「ワンズカンパニー」の傘下となり、民事再生法廃止→法人名変更し破産廃止。*4 2009年に「OSK日本歌劇団」としたものの、翌2010年には「ワンズカンパニー」が破綻したため、現在は「ネクストウェア」支援のもと経営を継続しているが、本年3月に「減資公告」(755万円→5万円)を行っている。ただし借入金からの振替による増資を行ったかは官報では確認できない。
ちなみに代表者である「山口能孝」氏は税理士法人堂島会計事務所所属の公認会計士(税理士・中小企業診断士資格も保有)、略歴その他はこちらを参照。
http://www.osaka.cci.or.jp/chairmans_eye/diary/2012_09_12.html
http://www.dozima.com/member/index.htm

*1:近鉄傘下の「日本歌劇団」を指す。

*2:近鉄劇場、あやめ池円形劇場等を保有していた。1967年にあやめ池遊園株式会社と合併した事実が官報で確認できる。

*3:株式会社シー・ウォールに商号変更

*4:Wikipediaの記述が全面的に信用できるわけではないのは、重要な事実の漏れが散見されるため。