- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- 発売日: 2009/06/03
- メディア: DVD
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個人的には、「適正者」でありながらも半身不随になり、「金でDNAを売った」という屈折を抱えながらも、主人公の夢(宇宙飛行士)への協力を惜しまないジェロームが好ましい。また、この映画において純粋な「敵役」は存在しない。「不適正者」である兄を軽んじるアントン、あるいは執拗に捜査を要求するヒューゴ捜査官であろうか、いやそうではない。派手なアクションとて存在しない、「カルト映画」などという範疇に収まるべきものではない。だからこそこの映画が歴史に名を残すのだ。