「対中ODA」まだまだ詰めが甘い。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20110630/221205/
日経ビジネスにしてはまだよく書いたほうだと思うが、歴史背景に若干の抜けがある。
1958年の「長崎国旗事件」と、国交樹立前の「友好商社」*1の存在を端折ったのはともかく、対中ODAの開始は中国が要請してきたのが発端だ。たしかに対中ODAには「準戦時賠償」という側面があったのは事実だが、これが急速に拡大したのは1990年代。あと、アンタイドでばらまいたのには、欧州諸国との競争という側面もあったのは見逃してはならない。そのあたりを意図的にスルーしたか、知らなかったかのどちらかであろう。このくらいは、統計資料などを掻き集めれば独習できるレベルだ。*2
中国貨車鉄を舐めるなw

*1:大手商社の別働隊と、日中専門商社。NNA「中国覚醒」に詳しい。

*2:JICAサイトでは融資案件すべてダウンロードできるわけだし