「最悪の愚者」が指揮官ですが、それが何かw

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110414/219432/
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110420/219517/
日本における危機管理の弱さは、井沢元彦氏が指摘した「言霊信仰」に通じるものがあるのだが、それ以上に問題を複雑としているのは、現場は目の前の現実に対処するので危機対処能力はあるものの、指揮官が現実に対処できる能力がないという点である。これは、江戸時代からすでに幕藩運営の官僚化が高度に進行していたことに起因するのかもしれない(でなければ「押籠」などということは起こらない)。ただし、ここで指摘されていることは、「菅堕ち」のクラスすら実は「想定の範囲内」という話で、それを前提にすることが最大の危機管理なのだということには、目から鱗が落ちる思いであった。