「菅堕ち」の「無駄なメッセージ」。

19時30分より「菅堕ち」の「メッセージ」が発信されたが、具体的な話はほとんどなく、枝野官房長官がスピーチしたほうがまだましな内容であった。論点としては「福島第一原発の事態収拾」「被災者への支援・復興」なのだが、前者は具体的な話は何一つ無く(出荷制限の指示を出した地域への補償と支援について言及した程度)、後者に至っては「ボランティア連携室」からの支援と、「被災者支援対策本部」からの「政府職員の派遣」以外に具体的な話は何一つ無し。
「金は出さずに口は出す」ということかw
では「福島第一原発の事態収拾」に向けた危機管理はどうするのかというと、原子力安全委員会の専門家が(退避範囲を)決めるのでの一点張りで、政府が何かするという意志はまったくなし、せいぜいまともな言質が取れたのは「仮設住宅を発注し、今月内から作業開始する」ということだけ。スケジュールも「被災者支援対策本部」に丸投げ。
http://ameblo.jp/nakagawahidenao/entry-10841002802.html
ここで指摘されている「収束時期」「復興財源」「電力供給の抜本策」については何の話もない。予想通りに
クソの役にも立たない会見であった。
天皇陛下が敢えて2時間の停電を行い、那須御用邸を開放したのに比べると、どれだけ動きが遅いと思っているんだ。そのくせ「原発担当相」「復興担当相」だけは野党(自民党)に押し付けようだとか、あまりにもアホすぎだろうと。