第10次打通作戦(壁)。

劇場の残響効果に違和感を感じたこともあって(なおかつ携帯電話をマナーモードにしていない馬鹿がいたので)今回の公演に対する印象は正直微妙だったところだけは書かせてほしい。
1987年版(初演)の配役を見ると、今となっては凄いメンバーばかりである。専科で今なお現役のご歴々がこれだけ並んでいるのだ。それと比べてはいけないのはわかっているが。

エドワード・ランス:涼風真世、レーモン・ルビック:汝鳥伶、ラルダ:京三紗、ロジェ・モラン:未沙のえる、ピエール:轟悠、ルネ:天海祐希etc.

ネタバレ覚悟で書くが、最後のクライマックスシーン、これは「Je chante」ならびに「ソルフェリーノの夜明け」とどことなくかぶるのですよ(本当はこっちのほうが先なのだが)。いえ袋小路でサブマシンガンぶっ放せば(以下略)だなんて、そんな野暮なことは書けません。
それでも見るべきところは、
(ジョルジュ役)紅ゆずるの車椅子捌きを含めた熱演。