家計のキャッシュフロー。

実は、資金繰り難の兆候には気づいていたのだが、それを定量的に図るために必要なのが「日計り資金繰り予定表」である。銀行口座用と、手持現金用の二種類が必要となるが、作り方そのものはさほど複雑ではない。

まず、半年先までの資金繰り表を月単位で作っていく。
次に日計り単位の資金繰り表を作っていくのだが、銀行口座用は、収入の部に毎月の給与・ボーナスを置いていき、支出の部は一定した支出(家賃とか電気代)、繰り延べた支出(カード払)を決済月、決済日ごとに作っていく。そうすると、月単位、日単位によってピークダウンが現れてくるので、その時点でどのくらいまで支出を絞らなければならないかが明らかになる。
これは、資金担当者にとってはごく当たり前のことなのだが、実は意外にできていないことが多い。自分もそうであったw

企業ではないのだから、一年先までの見込み収入(これはほぼ現状ベースとしておいたほうがいい、残業とボーナスは下方気味に)はほぼ決まっているのだし、それに伴う社会保険料・税金も自ずから決まってくる。あとは、目の前にある支出に対しどのように対処するだけだ。ちなみに、こうなってくると、しみったれた倹約だけではどうにもならず、思い切ってバッサリと削らなければならない支出があることも見えてくるはずである。