そして「内部統制」も過労死への...

1990年代から、我々「経理屋」のみならず「会計士」などにおいても、すさまじい勢いで「過労死」へのロードマップが敷かれていることを御存知か。古くは1990年後半からの「フル連結」「退職給付債務」からはじまり「減損会計」に「四半期連結」の義務化。それに止めを刺したのが、前にも何度か書いたが
内部統制。
そもそも、金融庁東証も、これについてこれほど深刻な影響が出るとは端から考えていなかったようだ。彼奴等の言い分は「二年も猶予を与えたのだからできないわけはない」というが、そもそも内部統制というのは、経理屋がカバーできない実務面での作業をすべて網羅しなければならないわけである。そうでなくとも、自分の業務を「認識知」でしか把握していない日本人には不得手な作業だというのに、それをどうやってテストするというのか。それをテストする会計士の数を考えたことがあるのか。それを「すべての株式公開企業は実施せよ」というすさまじいまでの英断だ。
できるかボケ。
さすがに去年になって金融庁が「そこまで完璧にやらないでいいんだよ」とほざいたようだが、具体的な監査指針も出ていない状況で、どうやって監査をするんだ。会社以前の問題で、そもそも会計士が監査すらできないんですがwww