景気の悪い東莞(1)。

香港人が多く居住する東莞市樟木頭鎮で、このところ香港人による住宅売却が目立ってきている。背景には人民元の高騰や不況の影響などがあるようだ。樟木頭の不動産仲介業者によると、住宅を売却する客の9割は香港人という。以前から長く住んでいた高齢者や、株式投資に失敗したケースなどもあるが、人民元高で生活が以前より厳しくなったことが主な理由のようだ。100平方メートルの物件が9万元(約128万円)と破格の値段で売り出されている例もあり、業者は「全国一安い水準かもしれない」と嘆いているが、問い合わせも少ない状況という。(11/11NNA)

「景気のいい東莞」と呼ばれた樟木頭(香港人の別荘地。週末はここで過ごす香港人が多かった)からも、ついに香港人撤収ですか。これで東莞市全体が「景気の悪い東莞」になったわけだな。