今回の査収案件(3)。

逆命利君 佐高信
1990年代前半を席巻した「社畜」という言葉を生み出した、佐高信の名著。にもかかわらず、近年あまりにも売れ行きが悪いから絶版となって久しく、ブックオフで見つけて速攻で買い。
近年は「週刊金曜日」絡みでクソミソに叩かれたが(10年以上前にも小林よしのりから叩かれましたが)、そうしたことを抜きにしても、名著。住友商事にすり寄り過ぎだろうという意見はここでは措く。こういう人間は、ある種の目標であるが、さすがに敬愛する作家がなくなったからといって二週間も喪に服する(黒ネクタイで通勤)ということはできない、そもそも会社がその前にクビにするわ。
ちなみに佐高信の著書としては、本書と「企業と人間」(「沈まぬ太陽」のモデルとの対談本)を推す。