「乱」収費所。

28日付の上海紙・労働報(14面)によると、中国国務院の国家審計署が27日公表した「18省市収費公路建設運営管理状況審計調査結果」で、16の省・直轄市の自動車専用道路などに2005年末時点で、158の設立根拠のない通行料金徴収所があったことが分かった。これらの徴収所では累計で149億元を徴収しており、設立時の認可期限通り存続させれば、さらに195億元を得ることになるという。根拠のない徴収所の内訳をみると、(1)道路建設時に銀行借り入れがないか、あっても完済しているところ=66カ所(2)本来設けられない低規格道路に置いているところ=30カ所(3)設置数を水増ししているところ=41カ所(4)未完成や一部開通にもかかわらず設けているところ=21カ所−となっている。「瀋陽過境バイパス」のように、建設費全額を財政支出で賄ったにもかかわらず、年間1億元程度を“稼ぎ” 続けているところもあるという。(2/29時事)

さすが「乱」収費所と呼ばれるだけのことはあるw