中ソの微妙な関係。

【モスクワ19日時事】ロシア国営天然ガス独占企業ガスプロムのアナネンコフ副社長は19日、極東地域の社会経済発展に関する政府委員会で、サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン1」で生産される天然ガスの中国向け輸出を阻止するようフラトコフ首相に求めた。インタファクス通信によると、同副社長はサハリン1側が計画している年間80億立方メートルの中国向け輸出を認めれば、極東地域でガスが不足する恐れがあると指摘、国内消費を優先すべきだとの考えを示した。サハリン1を主導する米系メジャー(国際石油資本)、エクソンモービルは昨年、中国石油大手、中国石油天然ガス(CNPC)とガス供給で暫定合意したが、その後、液化天然ガス(LNG)による日本などへの輸出構想も浮上している。

非常に微妙。そもそも「国内消費」っていったって、シベリア地域でどれだけ需要があるか知らんが。本音は、日本と商売をしたいものの、「北方領土」問題もあるし、かといって中国との関係を強化すれば、またシベリアを華僑に荒らされるわ、エネルギー根こそぎ持っていかれるわの関係だったりするわけで。