【北京１７日ＡＦＰ＝時事】来年の北京五輪で、英国の競泳チームが大気汚染による悪影響を懸念して現地入りを直前まで見合わせることが１７日、明らかになった。チーム役員がＡＦＰ通信に対し、「通常の五輪なら競技１０日前には現地入りしているが、北京の場合は３日前までに入ることはない。北京の大気汚染は非常に深刻な問題。特に競泳選手は悪影響を受けやすい」と話した。英競泳チームは、五輪を前に大阪で最終調整して北京に向かう計画。役員は「日本で調整すれば費用は高くつくが、選手の健康管理を優先する」とした。五輪開催に際し、北京市内の大気汚染、交通渋滞が問題視されている。先にオーストラリア・オリンピック委員会も同国の選手に対し、競技直前まで北京入りしないよう通達している。
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