「三高男性」の電話番号売ります

20日付の上海紙・労働報(6面)によると、高学歴女性の結婚難が起きている上海市で、適齢期を過ぎようとしているこうした娘を持つ両親の親心につけ込んだ、ちょっとした詐欺事件が起きている。「高学歴で外資系企業に勤める高給取り」といった釣り文句で“三高男性” の携帯電話の番号を売りつける手口だ。番号1つが1元と、被害額はたいしたことはないが、わらにもすがる思いで買った番号に電話を掛けた親は、騙されたことにショックを受けてしまうという。
上海では2年ほど前から、結婚適齢期の娘や息子を持つ親が週末に市中心部の公園に集まり、本人に代わって良縁を探して情報交換するようになっている。ただ、男性1人に対し女性が20人と、男女比率は極めてアンバランス。“詐欺師” はこれにつけ込み、小遣い稼ぎをしているという。
手口は単純。親と同年配の男や女が「善意の第三者」を装い「良い条件の独身男性を知っている」と紹介するふりをし電話番号を売るという。疑いながらも一縷(いちる)の望みを托す親心は負けてしまうという。4つの番号を買った母親が実際に電話を掛けてみたところ、2つは該当番号がなく、3つ目に「何を考えているんだ」と電話の向こうから怒鳴られた。この母親は残る1つの番号にはとても掛けられなかったという。(12/26時事)

上海の女性といえば、気が強く、プライドが高い、家事はしない、というわけで、日本も真っ青になるくらい結婚事情が悪化しているわけだが(30代女性の非婚率は、今や日本を追い越しているんじゃなかろうかと)、ここまでの男女比とは思わなかった。事実、自分の周囲でも「誰か男性紹介してくれ」という話は枚挙に暇がない。