国民の資質〜愛国主義抑制が課題?

【秦皇島(中国河北省)7日時事】当地で7日開催されたサッカーの21歳以下(U21)日本代表−中国代表戦。8日で北京五輪開幕まで2年となる中国にとって、五輪開催中に自国民のむき出しの愛国主義を抑制させ、どう国際マナーを守るよう促すかが、依然として大きな課題だ。この日の試合は以前の日中サッカー戦に比べるとブーイングなどは抑制されたが、熱狂的雰囲気は変わっていない。(中略)スタジアムには「迎奥運、講文明、樹新風」(五輪を迎え、モラルを重視し、新風を樹立しよう)とのスローガンが掲げられた。政府は全国で若者らへの五輪教育を強化することで、マナー改善を図ろうと躍起だ。胡錦濤指導部は、共産党への求心力が失われつつある中で北京五輪国威発揚の舞台にする方針だ。その一方で国際化に程遠い「国民の資質」(中国誌)問題には頭を痛めている。愛国主義が過熱すると、2年後の五輪は中国の国際的イメージを大きく損ないかねない危険もはらんでいる。

スローガンが大きく掲げられていること=「それが身についてない」ということなのではないかと。2年で大きく改善することは不可能。