どこでも乗り降り自由なタクシーのような列車があると聞いて内蒙古に行った。始発駅の烏蘭浩特に待っていたのは2両編成の車両。先頭のディーゼル機関車にも座席が設けられ、車内はバスのような雰囲気だ。発車してまもなく、前方に人だかりが見えた。乗客との雑談に興じていた運転士が、見事なコントロールでピタリと停車。駅のない場所で当然のように乗客を拾い、また走り出す。しばらくすると今度は小さな村のそばで停まり、荷物を抱えた学生たちが降りて行った。そんなことを繰り返しながら約２時間半、のんびりと終点の索倫駅に到着した。このユニークな列車は、通常の時刻表には載っていない。ダイヤに縛られない自由な足として、辺境の広い大地に暮らす人たちの生活を支えている。(5/8NNA)
保線用レールバスは何度も見たことがあるが、2両編成の車両とは聞いたことが無い。どういう編成なのか、非常に謎。烏蘭浩特近辺にそんな列車走ってましたっけ？
