「死刑囚から臓器」認める

【北京8日時事】中国の黄潔夫衛生次官がこのほど開催された国際会議で「人体器官移植条例(臓器移植法)を近く公布し、死刑囚からの臓器提供に関する管理を強化する」と発言し、死刑囚の臓器を利用した移植の実施を事実上示唆していたことが分かった。衛生省当局者が8日までの取材に明らかにしたもので、同当局者も「一部で死刑囚からの臓器移植もある」と認めた。中国で移植に死刑囚の臓器が使われていることは公然化していたが、政府当局者が公式な形で認めたのは極めて異例。中国のこうした臓器移植には人権上の問題があるとの批判が出ている。
中国では腎臓や肝臓を中心に年間約1万件の臓器移植手術が行われ、米国に次ぐ「臓器移植大国」になっている。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、中国で昨年、死刑を執行されたのは約3400人で、利用臓器の大部分が死刑囚のものとの見方が定説だ。中国は近く公布する臓器移植法で臓器売買の禁止などを規定。死刑囚からの臓器を移植する際にも必ず死刑囚本人か家族の同意を求めるなどして管理を強化し、人道主義にも配慮する方針だ。中国最高人民法院、公安、衛生省など関係省庁は1984年、死刑囚の臓器利用の手順を定めた「内部規定」を公布。2000年には江西省の裁判所が、本人や家族の同意なしに死刑囚の腎臓を売却したとして死刑囚の遺族から訴えられる事件が発生したり、米国に亡命した中国人医師が実態を証言したりするなど、中国で死刑囚からの臓器を移植に使っていることを示す証拠は多かった。
中国で臓器移植を受ける患者は香港や東南アジアなど大陸外から訪れるケースが多く、臓器売買の横行など問題点も多い。一方、死刑囚の臓器は感染病の有無を事前にチェックできる上、死刑執行の日時も分かり、患者が待機しやすいなどの面も指摘される。
【中国の臓器移植】1960年代に始まり、80年代後半から急増、2002年末までに4万8000件以上が実施された。昨年は腎臓移植6000件、肝臓移植2700件が行われたとするデータもある。国内で肝臓移植を待つ患者は30万人に達するとされるほか、海外の患者が手術を受けるケースも多い。政府は、問題化している臓器売買を禁止し、脳死を人の死として確認作業を義務付けた「人体器官移植条例」の制定作業を進めている。(12/8北京時事)

文革時代に粛清者の臓器を活用*1したことが由来なんだろうけども合法的に死刑囚の臓器を使うのもどうなんだかな。HIV感染者の臓器でも平気で手術に使いそうな国だしなうわなにをするやめろ亜qwせdrfgyふじこlp;@

*1:たぶん大半は食った末だろうが