時事通信の狼狽振りが、見て取れる。

【北京31日時事】中国政府はこれまで、首相と外相・官房長官の2閣僚による靖国神社参拝に特に注意を払ってきたが、小泉純一郎首相に加え、31日の内閣改造で就任が決まった麻生太郎外相と安倍晋三官房長官が「参拝論者」であることから警戒を強めるのは必至だ。「参拝包囲網」が築かれる中、中国の対日政策担当者は「厳しい人事だが、様子を見るしかない」と指摘した。日中関係筋は今後の日中関係に関して「外交を担当する麻生氏が実際に参拝を続けるかどうかが最大の焦点だ」と解説。首相とこれら2閣僚が来年、そろって参拝する事態になれば、日中関係がさらに緊迫するのは確実だ。一方、東シナ海のガス田開発をめぐる日中摩擦を担当する二階俊博経済産業相は、前任の中川昭一氏と違って「親中派」。*1「対話による解決を重視する」(同筋)との見方が強い。麻生外相や安倍官房長官らは「ポスト小泉」候補と目されているだけに、中国としては、靖国参拝や台湾問題などに対する中国の立場を理解してもらえるよう積極的に働き掛ける方針だ。

【北京31日時事】中国国営新華社通信は31日の内閣改造官房長官に決まった安倍晋三氏について「対外的に強硬な主張をし、小泉純一郎首相の靖国神社参拝を支持する若手議員」と評した。麻生太郎外相に関しても「同様に靖国参拝を支持している」と指摘し、主要閣僚による靖国参拝への警戒感を表した。新華社は閣僚名簿を配信。福田康夫氏に関して「日本世論は再入閣の可能性があると認識してきた穏健派だが、新内閣には入らなかった」とする一方、「安倍氏は初入閣だが、内閣の中で首相に次いで重要な官房長官に任命された」と伝えた。

外相に就任した麻生太郎氏(65)は、自民党政調会長時代の2003年5月、植民地支配時代に朝鮮の人々の氏名を日本名に変えさせた「創氏改名」について「朝鮮の人たちが名字をくれと言ったのが始まり」と発言し*2、韓国側の猛反発を買った。また、小泉純一郎首相の靖国神社参拝に理解を示しており、専門家からは「(特定)アジアとの関係は失言一つで悪化する」(倉田秀也杏林大教授)と不安視する声も聞かれた。「韓国人は過去のことをよく覚えている」と倉田教授。「外相が来日し、靖国問題で抗議したばかりだったこともあり、歓迎はしないだろう。ポスト小泉を考えたのかもしれないが、(特定)アジアよりも日米同盟を重視する首相の姿勢が表れている」と語る。中国人ジャーナリストの莫邦富さんは「新閣僚には麻生さんはじめ靖国参拝に情熱を燃やした人がおり、中国人は厳しい目を向けている」と指摘。ただ「(特定)アジアは2強時代を迎え、両国の対立は構造的なもの。閣僚が穏やかになったからといって、すぐに関係が良くなるわけではない」とも。「外相は特定グループのことだけでなく、日本国民や(特定)アジア全体の利益と将来を広い視野で考えてほしい」と求めた。*3

【倫敦31日時事】英BBC放送は31日、日本の内閣改造安倍晋三氏が官房長官に抜擢されたことを詳しく取り上げ、「安倍氏小泉純一郎首相の後を継ぐのに好都合なポストに就いた」と評した。BBC安倍氏について「外交のタカ派で女性に人気」と指摘。ロイター通信も安倍氏を「政界の名門出身で、物腰が柔らか」と紹介するとともに「(今回の人事で)首相の後継候補としての立場を強めた」と分析した。BBCはこのほか、靖国参拝論者である麻生太郎氏が外相に起用されたことについても触れ「中国にとって喜ばしいニュースではないだろう」と論評した。

つーか麻生実業の御曹司でシエラレオネに石炭ばかりかダイヤモンドまで掘りに行った「兄貴」麻生太郎に敵う奴がそうそういると思うか。しかしここまでくるとオマエはいったいどこのマスゴミなんだと小一時間ほど(略)<時事通信社

*1:別名「媚中派」。

*2:歴史的事実を言っただけなのにな。

*3:上記「特定」は編者の補足。