国産高速列車「中華之星」がやっと登場

【北京18日時事】18日付の中国共産党機関紙・人民日報によると、中国国産最速列車「中華之星」が17日、旅客車両として正式に登場した。瀋陽〜山海関間を、160km/hで走行。両都市間約400kmを約3時間で結ぶ。最高時速は312.5km/h。ただ、安全性の問題も指摘されており、完成から実用化までに時間がかかった。中国政府は今年に予定される在来線のダイヤ改正で200km/h化の実現を目指すなどスピード化を加速。しかし、日本の新幹線車両も含めて、海外の最先端技術に頼らざるを得ないのは「『中華之星』を含めた国産車両には高速化に対応するだけの安全性に乏しい」(鉄道関係者)のが実態だからだ。人民日報は「中華之星」について「中国独自の設計で、完全な知的財産権を持つ高速電動車両だ」と期待を寄せている。

だいたいこの車両3〜4年前に鳴り物入りで登場したはいいものの、信号システムと同期が取れないという理由で(多分これが安全性の問題なのだろう)、数年間試験線に捨てられていたのを急遽復活させた車両。しかし1編成しかないのに、運用はどうするのだろう。