「戸籍洗浄」が止めを刺したと自分は考える。

本年の数少ない明るい話題と言えば、やはりこれであろう。
詳細は「あんた何様?日記」が詳しいのでこちらを参照。
http://www.enpitu.ne.jp/usr4/45126/diary.html
本件については思想信条の違いから死刑確定への反対の声も根強く、「最高裁が世論に靡くなど人民裁判だ」という声もあろうが、アメリカの裁判制度そのものが「人民裁判」ですがそれが何か(゚Д゚)ハァ? あと最高裁判例というのは今度の判例に数十年も影響するから変な判例なんぞ出せるはずもないのだ。過去に「永山基準」というつまらん判例が存在したがために、未成年者でも死刑判決が出せなくなった事実があり、それを完全に否定する「改悛の情がなければ死刑も妥当」という判例が出たことは極めて大きい。
でもって、今回の報道で本名が変わっていたのだが、実はこれが止めを差したのではないかと自分は考えている。というのは、苗字を変えて養子に入るということ自体が「戸籍洗浄」以外の何物でもなく、これによって得られる効果というのがいくつか存在するためである。一つ目は苗字を変えることによる「犯罪歴抹消の意図」、そして二つ目が「戸籍変更による附票保管時効の発動(五年)」。戸籍を変更することで五年前より遡って住所の足取りを掴めなくなる効果が生じる。仮に一欠片でも改悛の情があるのなら、そういう誤解を生む行動を取るはずがないし、取るべきではない。そういう意味では、「大月孝行自身が死刑反対運動のシンボルとしてとことん利用された」という「あんた何様?日記」管理人氏の指摘は正しい。
http://kishadan.com/request/article.cgi?id=200903121916434
なお、死刑執行命令書は今や「全文公開」の対象ですので、大月孝行君が執行された時には行政開示請求してみるといいよw すでに「回答する記者団」さんが試しに請求してみて墨塗りなしで開示された実績がございますのでw

「西蔵自治区」の「死亡邦人」「退去邦人」数は取れるか。

http://kishadan.com/request/article.cgi?id=200903121916434
上述した件に関連して思いつきなのだが、2002年〜2011年の10年間における「西蔵自治区」の「死亡邦人」「退去邦人」数を外務省あてに請求することは可能だろうか。別に個人名を特定する必要はなく、各年別の人員、年齢程度が取れれば、中国鉄道旅行における有益な資料となるであろう。ちょっと「論叢」の域とは離れるのだが。単なる備忘録として。

「RTP」の有用な撮影環境。

タングステンフィルムなぞ銀塩がここまで廃れた中、今さらどこで使うのかという気もするのだが、前に1本500円で調達した残り1本を平庄装煤廠での夜間撮影で使ってみたところ、水銀灯下においての撮影は黄味を排除し蛍光灯下のような状態で撮れることが判明した。日本における使用価値はほとんどないが、中国での夜間撮影に限定すればそれなりに使えるということ。今回はF4.0 8sec(ISO64)での撮影としたが、露光不足は感じなかったものの、フィルムが若干古いもしくは光の乱反射のせいか、満足行くコマは限定される。ただし、今や銀塩フィルムも数を絞って販売しているので、過去のように期限切れ間近なフィルムを在庫処分する店が殆どなくなってしまったのは悲しむべきことだ。