去年11/6に行ったときはちょうど紅葉が見頃ではあったので、11/3に行ってみたが、一週間早かった感がある。さらに朝は霧がかかるし。ヤケクソ気味に男鹿高原まで上がったら霧が晴れたので、まずは下り列車を押さえる。上りは少し悩んだが後追いとしてしまい、ひたすら撤収する。いったん帰宅して休憩し、午後の部はまた都内へ所用のため進撃。電車に乗ることすら月一程度というのだからどうしようもない。
宝塚歌劇団へ思うところは色々ある
2009~2012年頃、もう10年以上前になるが、この時期はまだ比較的余裕があって、何度か観劇に行っていた時代があった。たしか2009年の「ロシアンブルー」を皮切りに、1~2ヶ月に一度の割合で出かけたりとか、ようやったものだと思う。数年して観劇どころではなくなったのと、100周年の前あたりから、すごくチケットが取りづらくなり、10時打ちでも取れないだとか、めんどくさくなって行かなくなってしまった。
行かなくなったあとも、色々と妙な人事があったり (専科理事の引退もそうだし、トップ2をいったん専科に逃がして、そこからトップだとか=北翔海莉) またトップの交代も1年おき、ひどいと大劇場公演2~3回で引退だとか、そういう部分にも、なんとなくいやなものを感じました。大野拓史もの (ロシアンブルー、記者と皇帝、花の慶次くらいか) に絞った時期もあったが。
ちょうど8月頃から、ジャニーズのほうが炎上している最中ではあったが、現役ジェンヌの投身自殺とか前代未聞ではあり、過去にも95期あたりのいじめ裁判問題だとかは聞いていて、微妙な気分ではあったのですね。さらに、近年も、東京女子医大絡みで、元トップへの資金流用だとかの問題も流れて、なにかで噴くのだろうと思っていたら、まさかの。その結果、宙組を筆頭に、公演再開のめどが立たない状態になるとか、一気に今までの膿が噴き出る形になるとは、我々の予想をはるかに上回っていた。
歌劇の世界は、宝塚一強が長らく続き (SKDは90年代に解散、OSKは親会社の変遷が続き、近鉄撤退後も更なる苦難が続いていたからなおさら) それにおごりがあったと思いたくはない。特に、阪神電鉄の村上ファンド買収問題で、事実上救済統合に近いこともやってきて、関西圏では向かうところ敵なし状態だった。ただ、阪急電鉄は、歴史に真摯に向かい合わない会社なので (例えば「欧州公演」も、実質的には日独伊三国同盟記念公演+上海シンガポール慰問を兼ねた、非常に政治にすり寄ったものであり、NDL所蔵資料には同行記があるが、公式史ではそういう部分は一切触れていないか隠している、演目も同様)、言い方を変えれば、起こるべくして起こったと言えなくもない。
蜷川幸雄演出に軽々と耐え抜くとかもそうだが、「電車にお辞儀する」の意味が、まさか上級生が乗ってたらどうするとか、そんな話とは思わねえよ。このあたり、別の書籍などの話とかを聞くと、もっとやってらんねえ話も出てくるが (実は、渦中の95期お披露目を「スカピン」大劇場公演で見ているんだわ。当時でさえ断片的に報道されていたし、5chヅカ四季板は年がら年中荒れていた) なんなのでしょうね。さすがに、第三者委員会が入って、どういう勧告が入るかしれないが、おそらくJと同様に擁護が入って荒れるとかもある気はする。そういうのを見たときに、既存ファン離れは一気に起こるのだと思う。
OSK「へぼ侍」から NHK連ドラ「ブギウギ」まで
そもそも、8月に大阪に出向いたのは、OSK「へぼ侍」(原作坂上泉氏のデビュー作) の公演があったからだが (速攻で飛行機の予約を入れたが、チケットと宿の予約は後回しになった) まずはOSKが無事昨年で100周年を迎え、公式史も今春に刊行され、色々ありましておめでたい限りです。原作は、2019年暮れの一時帰国時に購入して一気に読み切ったのですが、やはり若い才能はすさまじい (デビュー作が松本清張賞で、二作目に至っては直木賞ノミネート・・)、またそれをよくぞセレクトして講演に踏み切ったものだと思います (これも偶然の極みとはいいますが) 前日満員御礼で、なんと来年2月には関西、東京で再演ですってよ。そら、連ドラに出演する劇団員なんてそうそうおりませんから、ここで一気にやるしかないでしょ。
それはさておき、NHK連ドラ「ブギウギ」、言うまでもなく笠木シズ子を題材にした作品で、とあるところとの関係から (察しろ)、なかなか取り上げられづらい案件だったのですが、OSK100周年もあってか、ある方面は伏せることで乗り切ったのでしょう。そちらのほうは、様々な因縁がありすぎてですねえ、なかなか表に出しづらい話なのは、過去に小林信彦のエッセイを見て知っていたのですが。
特筆すべきことは、翼和希 (「へぼ侍」主演)を筆頭に、何人もの劇団員がドラマに出演しておりまして。ふつう、こういうものと言えば、某電鉄系OGが起用されることが多かったのですが、今回は一切なし、それは劇団、社史編集委員をはじめ様々な方面から「ヅカとOSKを一緒にするな」としつこく言い続けたとも、それに対して NHK (BK) もきちんと応えたというべきでしょう。基本的には、戦後間もない時期がメインとなるでしょうけど。(そこがですな、ある方面を匂わせずにどう表現するかという話です)
先週がちょうど「桃色争議」のあたりで、史実では東西が偶然呼応する形となったのですが、これが松竹に与えた影響は大きく (水の江瀧子を解雇することは事実上できなかった、飛鳥明子は謹慎として引退を迫られたがスタッフとして残った)、東西両方ともこの失墜したイメージの改善を図るため「海外公演」をもくろんだのですね。それで東京側は「ソ連経由欧州公演」(がうまくいかず、台湾公演にとどまる)、大阪側は大阪劇場を買収して改装間合いで「満洲公演 (大連)」を満鉄・大阪商船の後援を得て実施した流れがあります。特に後者、満州日報記事でも、笠木シズ子 (三笠静子) の名前は、広告記事でも取り上げられていました。(まさか、10年前に掘り出すまで、こういう部分が明らかになっていなかったのが驚きだが)
TJ最後の幕幌編成 (448+664)
東上線の幕幌編成は、448+664編成の小川町方 (14448) のみになってしまったが、たまたま去年の写真を掘り返したら、昨秋まで445/441編成にも幌がついていたことが判明した。当時はほとんど下り方の写真は撮っておらず (色々と目を向ける余裕がなかった) 適当な場所でしか撮ってない。
当時は、視認性極悪の快速種別が存在したし、五島の悪い電車東急車乗入も日中に存在した。幌は南栗橋入場時に撤去されたようだが、まさかスペアパーツがないからTJから巻き上げたんか?というくらいに、業平橋の統治体制はろくなものではない。新車は入らないし、故障車を3年放置してやっと廃車(11004/9101)、その補充もないし、ブレーキシューは焦げ臭い
8/13 C102 東2-R20a 新刊あります
8/13 (日) の第102回コミケでは 東2地区 R20a で出展するのですが、新刊の告知をすっかり失念しておりました。「韓国鉄道と車票の世界 (2001-2004)」です。
2001~2004年のKTX開業前、日本で「冬のソナタ」などの韓流ドラマや、韓国映画が注目されるようになった頃、韓国を何度か旅行していました。品川を起点に普通列車を乗継ぎ、ビートルで釜山入りして、多くの路線を回り、時には野球観戦もしたときの記録です。古くていまさら出せたものではないと、長年ほったらかしにしてきましたが、いずれ表に出さねばと思っていましたので、今まで溜め込んでいた様々な写真を引っ張り出してみたものです。
中国貨車研究会を名乗りつつ、ここ数年は、中国鉄道関連のものが作れなくなってしまっておりますが、今出さなければいつ出すの? 年末は未定です。やっぱり大晦日しかないのか・・。
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2003194
https://webcatalog-free.circle.ms/Circle/17302806
サンプル画像を2枚ほど。本文 72p. になりまして、価格は1,000円 (委託の場合は税抜き) となります。メロンブックスと、書泉グランデに委託いたします。
なお、当日は「米墨貨車沼への誘い 1~3」とこの新刊、あと「中国貨車入門」くらいしか持っていきませんのでご容赦のほど。(他は、海外下放前のものなのでだいぶ古くなってしまいましたので・・)