景気の悪い「近鉄」グループの旅行会社再編。

http://www.sankeibiz.jp/business/news/120901/bsd1209011216007-n1.htm

旅行業界で地殻変動が起こりつつある。国内3位の近畿日本ツーリスト(近ツー)は、同じ近畿日本鉄道系で、12位のクラブツーリズム(クラツー)を来年1月1日付で完全子会社化すると発表。平成16年に近ツーから独立したクラツーを再び取り込むのは、グループの総力を結集しなければ急成長するインターネット販売に対抗できないという危機感があるためだ。

そうでなくとも近鉄グループの経営状態は悪化が続いており、数少ない虎の子が近鉄物流など数少ないのは周知の事実で(国際展開可能なのはここだけ)、これも同様。近畿日本ツーリストなど従来型旅行会社の経営状態が悪化しているのは周知の事実で、隠し玉を持っていたのは意外ともいえるが、クラブツーリズム近鉄に専用列車を保有しているほどで、それなりに力はあるのだろう。最終的には京都近鉄百貨店*1のように解体されるのかもしれないが。

*1:三年連続債務超過上場廃止になるところを、近鉄百貨店と合併して裏口上場を果たす。