「近現代史」の教育困難はどこに由来するか。

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近現代史は詳細かつ膨大な資料が多いし、その中にはポジショントーキングもかなり含まれるので、バイアスのかからない情報を抽出するのは非常に困難である。「近現代史は教えづらい」のはそこにある。「歴史」ではなく「政治」が密接に絡むから。

前にふと思いついたこと。なんでこんなことを書いたかというと「国交樹立以前の日中貿易史」を辿ろうとしたときに、大手企業の社史には記述がなく、当時の日中研究月報などは中立的な観点で書かれた記事がほとんど存在しなかったから。学校教育でも同様で、第1次大戦以後の内容が教えづらくなるのはそこに原因がある。どうやって突破すべきかを自分なりに模索しているが、現時点で有用なのは「統計値」と「徹底した趣味からの観点」であろう。前者は「数字は人間よりまだ裏切らない」、後者は「趣味の有する無政府性」。