今週は本業多忙と言うよりは、実務対応能力が欠乏した環境下でそのケツ拭きに追われまくって疲れているだけの話だ。「利益なき繁忙」というが、特にこの景況下において「言い訳作り」のための資料作成業務だけが比例級数的に増えていき、さらに「意思決定機関」というが何を決定するのだろう、という状況はどこであろうとさほど変わるものではない。その上、誰もが「責任回避」に動くものだから、物事を考えるということがこの10年で失われてきているのではないかという危惧を抱いている。それは「コンプライアンス」という概念がまさにそれだし、その結果「良かれと思って何かをする」よりも「何もしない」ことが評価される傾向が強まっている。*1
いや、今日の毒吐きは「卓袱台返し」そのものではなく(むしろそれすら想定の範囲内)、自分の範囲内の業務さえ片付けばいいとばかりに、他人の脇に立って資料よこせだとか文字の色変えろだとか抜かしておる同僚への苛立ちが大きいのだが。
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