「牛の首など豆腐のように切れる」興亜一心刀。

http://www.k3.dion.ne.jp/~j-gunto/gunto_055.htm
かつて居合道範士九段佐川博男先生が「牛の首など豆腐のように切れる」という話を学生にしたという。いやアンタ何斬ったんだよというツッコミはさておき、一般的な日本刀で固いものを斬ったら下手すれば壊れるのは知られており、どこまでが本当なのかと思っていたが、数ヶ月前畏友より「興亜一心刀」の存在について示唆を受け、資料調査ついでに「大連鉄道工場刀剣製作所」の社員名簿を調べたのは余談だ。
https://mobile.twitter.com/bci_/status/155091277464088576
何でこんなことを書いたのかというと、

礼儀を正しくするため武道を学ぶのは間違っている。本質的に武道は人殺しの技術である。だから技術は先鋭化されるべきであり、興亜一心刀を捨てた段階で刀剣技術は滅びたし、抜刀術を軽視した居合は踊りと化したのだ。

と書いたところ、@bci_様より前述したサイトを教示いただいた。ここに感謝差し上げる。
【補遺】
http://d.hatena.ne.jp/shidehira/20070509/
http://blogs.yahoo.co.jp/blueshortness/2271040.html より。

これをすっかり失念していた。たしか「新撰組」の本なのに「中国大陸でいろいろな『もの』を斬った」*1話しか出てこなくて、よく「歴史群像」もこんなダダ漏れインタビューを残したものだと感慨深いものがある。*2

*1:対象物については敢えて自粛。

*2:「史上初の一場所全敗力士」檀崎質郎の晩年に比べれば矍鑠たるものがあった。