「革新」の言葉の響きと「国家社会主義」。

http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20120105/225840/
http://bisista.blogto.jp/archives/1538586.html
小田嶋隆氏のこの文章を読んだ上で、田中秀臣氏の「226」に関する文章を読んでいただきたい。警察の対応はともかく(自分も全く同じ感想を抱いた)のだがそれはさておき、根底にあるのが「革新至上主義」あるいは「清算主義」というところだけは着目しておきたい。
何でこんなことを書いたのかというと、たまたま目にした「満洲日々新聞」で「大東公司」に関する記事を拾っていたのだがそこにあったのは「第一次五箇年計画」「第二次五箇年計画」という文字であった。中共蘇聯ではない、満洲でこれなのだ。当時の「革新官僚」が志向したものがどういうものかがよくわかる。そして「革新」「改革」というイメージに頼ることがどこまで危険なのかをすでに石橋湛山氏が指摘しているのだが、それから日本人はまだ脱しきれていないという事実をどう考えるべきなのか。