「思いつき経営」は会社法で保護されています。

会社法の改正により「取締役の経営判断の結果、それが失敗に終わっても法的責任は問われない」そうだ。それで「思いつき経営」のケツを拭くのは労働者かよ、と愚痴を書いたらきりがないし、そもそもこの10年の間に誰もが実践するようになったのは「矢弾から逃げる」こと。それがリスクヘッジというならば、玉を取られるということをも考えたほうがいいんじゃないのか。昔は「矢弾スレスレのリスク」に生き甲斐を感じたが、もはやそうではない。いや家族のために泥水啜り草を食まねばならぬこそ、むしろ送り込む側に対して「殺意に燃えて血潮湧く」ことはあっても、喜んで死地に向かうことはない。そのツケを支払う形で明日は出勤を強いられるのだが、一応事前に整理はしてあるのでなんとかなるのだろう。