「会社の私物化」と「換骨奪胎された内部統制」

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適時開示を『ななめ』よみ さんより。
大王製紙といえば、斉藤了英亡き後は、製紙業では数少ない創業者一族の「私物」であったが、ついにその支配に幕を下ろす時がきたかもしれない。もっとも、ここは一時期大昭和製紙の大株主になってみたり(日本製紙との合併になり巨額な処分損を計上)色々やってはいたが、どうもそれとは違うレベル。まあ、常盤薬品工業ノエビア)のように副社長がストーカーで捕まったわけではないのが救いか(全然救いじゃない)。
結局のところ、こういう「経営者の犯罪」が起こると、内部統制なんか何の意味もないことが明らかになる。ルーチンワークの照査でこんなものが防げるはずもない。むしろそれは「監査役監査」の領域だ。