「人材難」いや「対外アピール」。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110806-OYT1T00004.htm

外務省は5日、専門職として採用された沼田幹男大臣官房参事官(61)を領事局長に起用する人事を固めた。同省の本省局長級に「ノンキャリア」と呼ばれる専門職採用者が昇進するのは今回が初めて。発令は来月2日の予定だ。沼田氏は、外務省語学研修員採用試験に合格して1974年に入省。2003年、優秀なノンキャリア職員を1種(キャリア)職員へ昇格させる「抜てき」制度の対象となり、現在はキャリア外交官となっている。同省幹部は、「職種に関係なく、能力のある人を局長に登用しようという流れの一環だ」と説明している。
一方、同省は、伊原純一ロサンゼルス総領事を北米局長に起用することも決めた。発令は、9月前半とされている菅首相の訪米が不透明なことから、9月中旬以降とみられる。現北米局長の梅本和義氏は大使に転出する見通しだ。(2011年8月6日17時29分 読売新聞)

(注記)組織形態を確認し、文章を全面改稿。
「キャリアの人材難か」という穿った見方をしたのだが、よく考えたら単なる対外アピールですな。「領事局」は領事ならびに海外邦人安全・旅券・査証関係を管掌する部署だから。あと本人の年齢を考えるとなおのこと。官庁の職制名が一般に馴染みがないのでわかりづらかった。