もはや「生む」ことより「貰う」ことが優先。

肝心要なことを忘れかけておった。小田嶋隆氏のコラムより。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20100408/213891/?P=4

でなくても、子ども手当は、子を持つ可能性のある若い人たちのための施策ではなくて、票田としてより巨大なボリュームを備えている「団塊ジュニア(←三十代後半の、既に子を持っている親たち)に向けたインセンティブであって、その正体は、結局のところ選挙対策だ。支給開始を急いだ理由も同断。彼らは、議席を生みたいのだ。

すげぇ明快に書いてくれたよな。
これについては「子持ち世帯が既得権益化する」と指摘していた(子持ちの同僚が「子ども手当が入る入る」と調子に乗ってくれたのを思い出した)が、実際そのとおりではないか。少子化対策というなら、不妊治療とか、もっとエゲツないことを書くなら「国営見合いセンター」(新加坡でもあるまいに)に金を突っ込むのが筋だろうよ。
若年層に向けた安定雇用?今のような「介護業界だけしか口が無い」というのではアレだなー。実は、それに対する政策は皆無なのだが。