「免費」の範囲はどこまでか。

麦当労の免費珈琲だが、昨日は連れと一緒に店に入ったら、一応二杯持ち帰ってくることができた。それでもって今晩も同様のパターンで行ったら、妻と一緒に並んでいなかったせいか、一杯は金取られたので口惜しかったから、帰り道に別の麦当労でもう一杯貰って帰ってきた。
http://www.mcdonalds.co.jp/menu/limited/coffee_0yen/index.html
確かにサイトを見ると「一杯無料」と書いてあるので、店員の対応が正しかったのは明白だが(前にも同様のキャンペーンがあったときは「店で一杯」「持ち帰りで一杯」という技を使ったから気付かなかった)、まあ見事なまでに毒されておる。
金がないのが最大の原因だが。
しかし、月次レポートを見ていると興味深いことがわかる。
http://www.mcd-holdings.co.jp/financial/monthly/index.html
2009年8月からの「免費」キャンペーンによって、客単価は落ち込んでいるものの、客数そのものは伸びに転じている。これは「麦当労で何か食う」というのではなく「ドトールなどの喫茶店類から客を奪っている」事実を読み取ることができる。
今回の「15〜16時」は主に下校中の学生を、「22〜23時」は深夜の客層開拓、そして「8〜9時」はさらに通勤客をターゲットに(特に煙草のみ)深耕拡大を図ろうということと理解している。コーヒーの味ではドトールには勝てないが、他の競合となら十分伍していけることをわかっているからの戦術なのだが。相変わらずオチはない。